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HDAT2 の使い方

HDAT2 でハードディスクの不良セクタを修復する方法です。 ソフトウェア
この記事は約7分で読めます。

HDAT2 で不良セクタを修復する方法です。

HDAT2 とは

無料で使えるフリーウェアで、機能は多くハードディスクをテスト・診断・修復できます。

ATA / ATAPI / SATA 接続の、NVMe、SSD、および SCSI / USB デバイスのテストまたは診断用のプログラムです。

このプログラムは、Windows では DOS モードで実行できません。実際の DOS システムでのみ実行できます。

例外は、プログラムのデモ版です。

DOS ブート USB、フロッピー ディスク、または CD/DVD を作成し、システムをブートして、その USB、フロッピー ディスク、または CD-ROM からこのプログラムを実行する必要があります。

HDAT2 プログラムには 2 つのレベルがあります。

デバイスのテスト

  • 主な機能は、検出されたデバイスの不良セクタのテストと修復 (再生成) です
  • 検出されたデバイスに関する多くの情報を取得します

ファイル システムのテスト

  • ファイル システム FAT12/16/32 のアイテム (MBR、ブート、ディレクトリなど) の読み取り/検索/チェック
  • FAT テーブルの不良セクタ レコード、フラグのチェック/削除 (再生成)

特徴

  • 完全に実装されたコマンド: SET MAX、SET SECURITY、Device Configuration Overlay (DCO)など
  • 割り込み 13h によるデバイス アクセス、ATA/AHCI ポートを介した直接、ASPI ドライバーを使用
  • オンボードおよびアドオン コントローラーを搭載したATA/ATAPI/SATA/NVMeデバイスを検出
  • AHCIおよび一部のRAIDコントローラ上のデバイスを検出します
  • USB ASPI ドライバーまたは BIOS (サポートされている場合) を介してUSBデバイスを検出します。
  • BIOS割り込み13hまたはASPIドライバーを介してSCSIハードドライブを検出します
  • その他の SCSI デバイスは、ASPI ドライバーのみを介して検出されます (事前にロードする必要があります)。
  • ASPI ドライバーを使用すると、SCSI デバイスに関する詳細情報を取得できます。
  • 不良セクタのテストおよび修復デバイス
  • ハードドライブ用のさまざまなテスト機能
  • SET MAX ADDRESS/EXT(28/48 ビット LBA アドレッシング モードをサポート)をサポートする ATA/SATA ハード ドライブのサイズを変更します。
  • SCSI ディスクのサイズ変更とセクター サイズの変更
  • セキュリティ機能によるドライブ ロックの検出 (セキュリティ メニュー)
  • ATA/SATA、SCSI、および NVMe ドライブのみのSMART機能
  • デバイスに関する情報 (ATA/ATAPI、BIOS 割り込み 13h、ASPI、EDD)
  • デバイス用セクタ ビューア (USB、ZIP、CD データ ディスク用も)
  • ATA/SATA CD/DVD ドライブにアクセスするには、ドライバーや MSCDEX は必要ありません
    ダイレクト アクセス デバイスの一部の機能を有効/無効にする
  • デバイス構成オーバーレイ (DCO) 機能セット(全容量を復元するか、ハード ドライブの一部の機能セットを許可/禁止できます)
  • SATA/NVMe: 512e 論理セクター サイズと 4Kn の間で変換します (サポートされている場合)
HDAT2 - Description

HDAT2 で不良セクタを修復する方法

今回はBDレコーダーがシステムエラーを起こして起動できなくなったので、ハードディスクを修復します。

流れとしては、パソコンにハードディスクをシリアルATAでつなぎ、HDAT2 をパソコンで CDブートしてコマンドラインで操作します。

知識が必要なので、上記の説明で意味が分からない人はやめておいた方が良いです。

利用したのは「古いパソコン(SONY VAIO PCV-RZ52)」と「HDAT2」です。

ブルーレイレコーダーからハードディスクを外します。

BDZ-AT300S 分解完了

パソコンに復旧するハードディスクをつなぎます。

IDE SATA 変換アダプタを通して HDD をつなげましたが利用できました。

ダウンロード

HDAT2 を CDブートできるようにします。

HDAT2/CBL Hard Disk Repair Utility
HDAT2 is program for test or diagnostics of ATA/ATAPI/SATA, SSD, USB and SCSI devices.

左メニューの[Download]を選択すると、右カラムにバージョン一覧が並ぶので[HDAT2CD_LITE_74.ISO]をダウンロードします。

LITE バージョンを選ぶ理由は前述したとおり高機能なソフトなので、通常バージョンではいろいろできます。腕に覚えがあればいいですが、シンプルにハードディスクを修復する目的なら LITE を選択すれば迷うことなく利用できます。

HDAT2 ダウンロード方法

ダウンロードした ISOファイルからディスク書き込みソフトを使用して「ブートCD」を作りました。

パソコンにブートCDを挿入して起動します。

Rufusの詳細情報 : Vector ソフトを探す!

ドライバの選択画面が出たら選択して Enter ボタンを押します。

2. USB ASPI ドライバが必要なければ[1. No drivers (default).]を選択します。Time remaining(残り時間)が経過すると、デフォルトである[1. No drivers (default).]が自動で選択されます。

HDAT2 ドライバの選択

HDAT2が起動してコマンドラインに入りました。[HDAT2]と入力して Enter ボタンを押します。

HDAT2 起動

HDAT2が起動したら修復するハードディスクを選択して Enter を押します。

ハードディスクが認識しない場合

  • しっかりケーブルが刺さっているか確認
  • AHCI モードなら IDE モードにしてみる
  • 再起動で最初からやり直したら認識できたりする
HDAT2 ハードディスクの選択

メインメニューに入るので[Device tests menu(デバイステストメニュー)]を選択します。

HDAT2 テストメニュー

デバイステストメニューが開くので[Detect and fix bad sectors menu(不良セクタの検出と修正メニュー)]を選択します。

HDAT2 Detect and fix bad sectors menu

Detect and fix bad sectors menu が開いたら[Fix with VERIFY/WRITE/VERIFY(VERIFY/WRITE/VERIFYで修正)]を選択します。

「Fix with VERIFY/WRITE/VERIFY」は VERIFY で読み出しエラーのあるセクタを検出して、正常なセクタと置き換えてハードディスクを利用できるようにします。

「Fix with READ/WRITE/READ」は READ で読み込みエラーのあるセクタを検出して、正常なセクタと置き換えてハードディスクを利用できるようにします。書き込みによるデバイスへの負荷が大きいので最後の手段です。

HDAT2 Fix with VERIFY/WRITE/VERIFY

選択して Enter ボタンを押すと修復作業が開始されます。

最初の2時間ほどほぼ進まずで大丈夫かなと思いましたが、いきなりのバッドセクタの修復で時間がかかったようです。

エラーを見つけると鳴るビープ音がうるさい場合はショートカットキー CtrlS

HDAT2 バッドセクタの修復

バッドセクタは非常に時間がかかりますが、それ以外は高速です。

500GB のハードディスクで11時間ほどかかりました。赤いB部分がバッドセクタです。

HDAT2 11時間かかった

hdat2 終了方法

CD を抜いてパソコンの電源切れば良いだけです。

まとめ

HDAT2 でハードディスクを修復する方法でした。

本当は修復ではなく悪い部分を置き換えて、利用可能にしているだけです。なので、使えないハードディスクが利用可能になったら安心せず、使える間にデータを救出してください。

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りゅう

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コメント

  1. 田中 より:

    「ブータブルな .isoファイル」→「ブータブルなCD作成」 を手順にしていますが、Rufus フリーソフトを使い、「ブータブルなUSBメモリ作成」 を追記するとよいのではないでしょうか?

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