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オブジェクトの変形方法

Photoshop 自由に変形する方法 Photoshop
この記事は約6分で読めます。

Adobe Photoshop Tips

Photoshopでオブジェクトを自由に変形する方法です。

自由な変形

「自由変形」コマンドを使用すると、1 つの連続した操作で一連の変形(回転、拡大・縮小、ゆがみ、自由な形に、遠近法)を適用できます。

ワープ変形を適用することもできます。

それぞれのコマンドを選択することなく、キーボードショートカットによって変形のタイプを切り替えることができます。

シェイプを変形する場合やパス全体を変形する場合は、「変形」コマンドが「パスを変形」コマンドに切り替わります。 複数のパスセグメント(パス全体ではない)を変形する場合は、「変形」コマンドが「ポイントを変形」コマンドに切り替わります。

自由変形は、「移動」「変形」「ゆがみ」の3種類、アイテムを操作する機能があります。

今回は自由変形全般を説明します。

例としてスマホに画面を合成します。合成する画面に変形が必要です。

合成後

Photoshop 合成後

合成前

画像1(幅 640pixel × 高さ 360pixel)

Photoshop 合成前1

画像2(幅 320pixel × 高さ 445pixel)

Photoshop 合成前2

画像を合成します。

画像2を選択して、レイヤーパネルの背景レイヤーを画像1にドラッグ&ドロップします。

Photoshop レイヤーを合成

合成できました。

Photoshop 合成完了

右のレイヤーパレットで変形したいレイヤーを選択します。

Photoshop 変形したいレイヤーを選択

メニューバー[編集]内[自由変形]をクリック

ショートカットは CtrlT

Photoshop 自由変形

オプションバーが自由変形のコントロールパネルになります。

自由変形コントロールパネル詳細

Photoshop オプションバーが自由変形

  • ドキュメントの左上が座標(水平0、垂直0)です。
  • オプションバーはアイテム(レイヤー)を指します。

1~4は移動|5~7は変形|9,10はゆがみ

  1. アイテムの基準点の位置
  2. 基準点の水平位置を設定
  3. 基準点の相対位置を使用ボタン
  4. 基準点の垂直位置を設定
  5. 水平比率を設定
  6. 縦横比を固定
  7. 垂直比率を設定
  8. 回転を設定
  9. 水平方向のゆがみを設定
  10. 垂直方向のゆがみを設定
  11. 自由変形モードとワープモードの切り替え
  12. 変形をキャンセル Esc
  13. 変形を確定 Enter

基準点

どの変形も、基準点と呼ばれる固定ポイントを基準として実行されます。

初期設定では、このポイントは変形対象オブジェクトの中心です。

ただし、オプションバーの基準点の位置を使用して、基準点を変更したり、中心点を別の場所に移動したりすることもできます。

Photoshop 基準点

サイズ変更

まず、サイズが大きいので小さくします。

ドラッグでサイズ変更

ドラッグによって拡大または縮小するには、ハンドルをドラッグします。

コーナーハンドルをドラッグするときに Shift キーを押すと、縦横比を固定したまま大きさを変更できます。

Photoshop ドラッグでサイズ変更

数値入力でサイズ変更

数値入力によって拡大または縮小するには、オプションバーの「W」および「H」テキストボックスに倍率を入力します。

リンクアイコン をクリックすると、縦横比が維持されます。

Photoshop 数値入力でサイズ変更

回転

ドラッグによって回転するには、ポインタをバウンディングボックスの外側に置いて(ポインタがカーブした両方向の矢印に変わります)、ドラッグします。

Shift キーを押しながらドラッグすると、回転の角度を 15 度単位に固定できます。

Photoshop ドラッグによって回転

数値入力によって回転するには、オプションバーの「回転」テキストボックス に回転角度を入力します。

Photoshop 数値入力によって回転

変形

バウンディングボックスの中心点を基準にして変形するには

  • Alt キー(Windows)
  • Option キー(Macintosh)

を押しながらハンドルをドラッグします。

Photoshop バウンディングボックスの中心点を基準にして変形

中心点に関係なく変形するには

  • Ctrl キー(Windows)
  • Command キー(Macintosh)

を押しながら、ハンドルをドラッグします。

Photoshop 中心点に関係なく変形

ゆがみ

ゆがめるには

  • Ctrl + Shift キー(Windows)
  • Command + Shift キー(Macintosh)

を押しながら、サイドハンドルをドラッグします。

ポインタをサイドハンドルの上に置くと、ポインタがグレーの小さな両方向の矢印に変わります。

Photoshop ゆがめる

数値入力によってゆがめる

水平方向のゆがみを設定

オプションバーの「H」テキストボックスに角度を入力します。

Photoshop 数値によって水平方向のゆがみを設定

垂直方向のゆがみを設定

オプションバーの「V」テキストボックスに角度を入力します。

Photoshop 数値によって垂直方向のゆがみを設定

遠近法

遠近法を適用するには

  • Ctrl + Alt + Shift キー(Windows)
  • Command + Option + Shift キー(Macintosh)

を押しながら、コーナーハンドルをドラッグします。

ポインタをコーナーハンドルの上に置くと、ポインタがグレーの矢印に変わります。

Photoshop 遠近法

ワープ

ワープするには、オプションバーの[自由変形モードとワープモードの切り替えボタン]をクリックします。

ワープポップアップメニュー[カスタム]で選択しているレイヤーにコントロールポイントが出現します。

Photoshop ワープ カスタム

コントロールポイントをドラッグしてオブジェクトのシェイプを操作できます。

Photoshop コントロールポイントをドラッグしてオブジェクトのシェイプを操作

ひな形も利用できます。

オプションバーのワープポップアップメニューからオプションを選択します。

ワープポップアップメニューからオプションを選択すると、ワープの形状を調整するための正方形のハンドルが使用できるようになります。

Photoshop ワープポップアップメニュー

例として円弧を選択しました。

Photoshop 円弧

移動

基準点を変更するには、オプションバーの基準点の位置の正方形 をクリックします。

アイテムを移動するには、基準点の新しい位置の値をオプションバーの「X」テキストボックス(基準点の水平位置を設定)および「Y」テキストボックス(基準点の垂直位置を設定)に入力します。

Photoshop では[基準点の相対位置を使用ボタン]をクリックし、現在位置を基準として新しい位置を指定します。

最後のハンドル調整を元に戻すには、編集/取り消しを選択します。

移動例

「基準点を左上」、「X:0」、「Y:0」に設定しレイヤーをカンバスの左上に移動しました。

Photoshop 移動の例

仕上げ

  • サイズ変更
  • 角度調整
  • 遠近法

などを駆使して画像の合成が完了しました。

確定するには、Enter キーか Return キーを押します。またはオプションバーの確定ボタン をクリックするか、選択範囲の内部をダブルクリックします。

Photoshop 確定

変形をキャンセルするには、Esc キーを押すか、オプションバーの変形をキャンセルボタン をクリックします。

Photoshop 変形のキャンセル

シェイプやパスのようなベクトル画像ではなく、ビットマップ画像を変形する際は、変形の確定を実行するたびにシャープさが少しずつ落ちます。そのため、変形を 1 つずつ別々に適用するよりも、複数のコマンドを実行してから累積した変形を一度に適用する方法が適しています。

変形を確定しました。

Photoshop 変形の確定

製品一覧
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まとめ

Photoshopでオブジェクトを自由に変形する方法でした。

  • サイズ変更
  • 回転
  • ゆがみ
  • 自由な形に変更
  • 遠近法
  • ワープ

をマスターすれば、Photoshop を利用した加工の幅が広がります。

自由変形コマンドを使用すれば、数値でほとんどの操作が可能なので、複製なども簡単です。

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