母の変形性膝関節症と思われる膝痛。
床にぺたんと座った後に立ち上がるのが大変そうなので、必要な箇所に手すりを取り付けました。
オムソリ いたわりエコ手すり 縦横兼用 35×400 SO-TD3-400
以前、庭に出る掃き出し窓が危ないので取り付けた手すりです。
特長
- 手すり棒にディンプル(くぼみ)加工で滑りにくく
- 天然木(ゴム集成材)を使用した手すり棒で、エコマーク認定・グリーン購入法適合商品
- カットして長さを調節できる
- 縦横兼用タイプ
- 介護保険住宅改修対象商品
- 生産物対人賠償責任保険付商品
- 耐荷重 80kg
- セット内容:手すり本体1本、ブラケット2個、木ネジ(3.5×40mm)6本
値段も手頃でしっかり体重を支えることができるのでこれで良いのですが、これからあちこちに手すりをつける予定なので、さらに割安な手すりを購入しました。
ハイロジック TQOOL 安全・安心 屋内用 木製手すり タテ・ヨコ兼用 450mm 32パイ 耐荷重:80Kg 97253
今回取り付ける手摺りです。2本購入しました。
- 手摺棒:32パイ
- 全長:450mm
- 耐荷重:80Kg
- 屋内用
- 生産物賠償責任保険付
お手軽価格でしっかりした良品です。
オムソリとの違いはこれぐらい。
- 手すり棒にディンプル加工がない。
- ねじ穴を隠す化粧カバーがない。
ディンプル加工はくぼみがないからふき掃除が楽、化粧カバーは必要ないと思える方なら、ハイロジック TQOOL 安全・安心 屋内用 木製手すりで十分だと思います。
30cmでもいいかなと思いましたが、45cmを購入しました。
長すぎず短すぎずで見栄えも良し。悩んだら45cmをオススメします。
木製手すり説明書
手すりを取り付ける工具
体重をささえると言う性質上、しっかりと取り付ける必要があります。
今回、取り付けの際に利用した道具です。
差し金
枠や壁から正確な位置をはかるために利用。
シンワ測定(Shinwa Sokutei) 下地センサー HG 78577
手すりの取り付けに必須な下地センサー。
パナソニックの壁裏センサーが壊れていたので、注文しました。
精度も高く使い方も簡単。
確認用の電池はついていますが、必要なら予備も購入してください。
下地センサー HG 78577 説明書
パナソニック乾電池式 壁うらセンサーEZ3802(単3乾電池2本・別売) 内装材専用 木材・プラスチック・金属探知 EZ3802
今回利用するときに、エラーのみの故障で利用できませんでした。
頻繁に使うものではないので電池を抜いて保管していましたが残念です。
パナソニック製は他社で制作が少ない商品が多いのでわりと買いますが壊れやすいですね。
単3電池で動く壁うらセンサーで精度も問題なく気に入っていましたが、レビューにも保管後再利用で使えなくなる不具合が報告されているので、購入はおすすめできません。
プラスドライバー
ラチェットドライバーでネジを止めました。
ラチェットドライバーとは
- 締める、ゆるめるをスイッチで固定して、ハンドルを握り直さずに回し続けることができるドライバー。
下地にもよりますがネジを締めるのに非常に力がいるのと、空回りでネジがなめる(プラスのネジ溝をつぶす)とネジを抜くことも難しくなるので注意が必要です。
手回しでする場合は、ネジをドライバーを押しながら体重をのせる感じでゆっくり確実に締めます。
錐(きり)
もんで小さな穴をあける道具です。ネジの下穴開けに利用。
あった方が良い工具
マスキングテープ
印をつけたり仮止めや養生に使用します。
絶妙な粘着力で扱いやすいです。
リョービ(RYOBI) ドライバードリル CDD-1020 645801A
手回しのドライバーと錐では男性でも大変なので、女性ならほぼ必須。
ドリルは別売の場合が多いので、購入の際は注意してください。
その他
印を付けるので、鉛筆(芯は柔らかい)と消しゴムぐらいかな。
シンワ測定 どこ太 L マグネット付 78610
下地探しで確実性を求めるならどこ太が便利。
壁に穴を開けるので今回は使いませんでしたが、最終チェックや金属下地探しに利用できます。
手すりの取り付け方
下地センサーの使い方
まずは下地センサーで下地探し。
スタートボタンは左側にあります。
壁に下地センサーを密着させてスタートボタンオン。
スタートボタンを押しっぱなしで下地センサーを壁に付けたまま横にゆっくり滑らせます。
下地がある場所で光と音でお知らせ。
鉛筆などでマーキングします。(壁に傷がつかないように芯の軟らかい鉛筆推奨)
下地を通り過ぎると光と音のお知らせが消えます。
差し金の使い方
差し金で水平や垂直をとれます。
手すりを取り付ける場所は割と扉枠や壁のそばが多いと思います。
ドア枠などを基準に差し金を当てると簡単に垂直(水平)がとれます。
マスキングテープで印を付ける
下地の柱にあわせてマスキングテープを貼ると直線や柱の感覚がわかりやすい。
手すりの取り付け位置
床面から75~80cmの高さに設置するのが基本。
もちろん、手すりを利用する方が使いやすい場所に取り付けるのが優先。
手すりの取り付け
錐や電動ドライバードリルできちんと下穴を開けて、ドライバーや電動ドライバードリルに押しながら(体重をのせる感じで)しっかり止めます。
ネジ山をなめないように注意してください。
最初の一つ目の穴はしっかり止めず仮止め、残りの穴のセンターに印をつけてから本止めします。
完成画像
洗面所
壁に取り付けたかったが、普段手をかける場所に下地がなく、扉枠に取り付け。(利便性重視)
トイレ
反対側に手摺りはあるが、立ち上がるために利き腕でドア枠を利用していた痕跡有り。
がっちりと手摺りを付けたので、今後立ち上がりが楽になるはずです。
まとめ
手すりの取り付け位置は床面から75cm~80cm。
下穴センサーを使えば壁の裏にある柱の位置をイメージできます。
- 上手につけるにはネジの下穴を必ず開けてください。
- ネジ山をなめないように、ネジをドライバーでしっかり押しながら回します。
- 手すりは体重を支えなければならないので、最低でも付属しているネジの長さを使用してください。
取り付けが大変など些細な理由で短いネジを使用すると、せっかくの耐荷重が少なくなる可能性があります。
コメント