音楽を録音や保存するときに音声ファイルフォーマットやビットレートが分からないと思うので、オススメの設定をおいておきます。
ご自身の音楽環境やスピーカー、ヘッドホンにも左右されますが楽曲を聴いているうちに自分に合うものが見つかると思います。
WAV
WAVE形式の無圧縮のフォーマットでPCM音源はWAVのことです。
WAVの読み方はワブ(ウェブ)WAVEはウェーブ、RIFF waveform Audio Format
CD相当の品質といえばわかりやすいかな。
ジャケット画像や歌詞などは付与できない
- サンプリング周波数 44.1kHz、16bit
- ビットレート 1411kbps
MP3
非可逆圧縮のフォーマット。
MP3の読み方はエムピースリー
対応機器が多いのでいろんな機器で利用する場合はMP3にしておけば間違いない。
ジャケット画像や歌詞などは付与できる
- サンプリング周波数 44.1kHz、16bit
- 標準的なビットレート 128kbps
AAC
非可逆圧縮のフォーマット。
- AACの読み方はエーエーシー、Advanced Audio Codingの略
- M4Aの読み方はエムフォーエー
- MP4の読み方はエムピーフォー
普段パソコンで使っているMusic Center for PCは設定を変更せずにパソコンに取り込むとM4A(AAC)ファイル形式だった。
Window10のボイスレコーダーも保存するとM4A(AAC)ファイル形式
M4Aの拡張子はMP4に変更してもそのまま利用できます。
M4A、MP4はジャケット画像や歌詞などは付与できる
- サンプリング周波数 44.1kHz、16bit
- 標準的なビットレート 256kbps
AACとM4AとMP4を乱暴に分けます
- AACは音の情報
- M4AはMP4ファイルの音の部分
- MP4は音以外に動画など複数のファイル情報を保管しているコンテナ
AACとM4AとMP4はほぼイコールです。拡張子をお互いに変更しても利用できる場合が多いです。
FLAC
ロスレス形式の可逆圧縮のフォーマットでハイレゾとかアマゾンではUltraHDと呼ばれています。
FLACの読み方はフラック、Free Lossless Audio Codecの略
再生すると完全に元の音源に復元します。
ジャケット画像や歌詞などは付与できる
ビットレート
どれを選ぶといいか分からないと思いますが、入れ物の容量が許せば256kbpsで、容量が少ない場合は128kbpsにしています。
- 128kbps
- MP3を扱うソフトでビットレートを変更できない仕様は128kbps。安いイヤホンを使用して歌を聴くだけなら十分です。とてもファイルサイズが小さくなるのでたっぷり入ります。
- 192kbps
- 音質と容量のバランスを考えると192kbpsがおすすめ。ある程度大きな音のスピーカーや高価なイヤホンでも聴けるビットレートです。
- 256kbps
- 音質を求めるなら256kbpsがおすすめ。CDに近い音質で容量を減らすことが出来ます。カット部分が少なくなるので圧縮にしては容量多めになります。
音楽を録音や保存するときに音声ファイルフォーマットやビットレートの参考になれば幸いです。
標準的なビットレートという書き方をしましたが、音楽を取り込む際に標準設定で多く採用されているビットレートのつもりです。
最近は入れ物が安く大容量になってきたので、圧縮形式は大きめのビットレートでも余裕が出てきたと思います。
コメント